淺田@最強の武器
おはようございます。淺田です。最終走者は私淺田朋来が務めさせていただきます。
先日NUMBER SHOT(夏フェス)に行ってきました。好きなアーティストがたくさん集まっていたのですが、その中のどのアーティストよりもファンモンが強烈に印象に残っています。歌詞といい、MC2人の表情といい、心にブッ刺さって思わず泣いちゃいました。表現する人って偉大。ただ、今の高校2年生はファンモンを知らないそうです(バイト先の生徒曰く)。もしかしたら今の1、2年生も知らない、、、?もし知らない人はここで回れ右。「ちっぽけな勇気」を聴いて戻ってきてください。
続けます。僕にとって今年の七大戦は大きな節目となりますので、ここで陸上競技生活を振り返らせてください。できるだけ簡潔に振り返りたいのですが、何せ小学校3年生から陸上競技をやっているので少し長くなるかもしれません。いらんわ!って方は読み飛ばしてください。では。
小学校
3つ年上の従兄に憧れて陸上競技を始めました。最初に走り幅跳びを始めたのは従兄の影響です。
たくさんの友達に会える陸上。大会は遠足気分で、記録よりも友達とのおしゃべりや競技場周辺の探検ばかり考えていた記憶があります。
中学校
強豪校へ進学。変わらず走り幅跳びを続け、1年の終わり頃に三段跳びに出会いました。幅、三段ともに記録を伸ばし、三段跳びでは九州大会で2位入賞。個人として結果を残したのはこれが初めてで、大きな自信を得ました。自分らしくいられるのはこの場所だ。三段跳びで上を目指そう。そんな気持ちを持ち始めました。3年シーズン後は駅伝へ。補欠に終わりましたが、九州中学駅伝、全国中学駅伝を経験しました。この時点で陸上競技のチーム競技的な部分を経験できたのは非常に大きかったなと後々感じます。仲間の存在って、デカい。
高校
2つ上の先輩と打ち解けられず、入部直後に先輩への苦手意識を持ちました。下級生と距離が近い先輩でありたいと感じ始めたのはこの頃です。高校では1年次に走り幅跳びの記録が伸び悩み、三段跳び一本に絞ることを決意します。結果順調に記録が伸び、上位大会も経験しました。でも良い記録が出せたのは、仲間が良い記録を残してくれて奮起した時だけだったような、、、またも仲間の存在に救われた高校陸上生活。
大学
新歓イベントで出会った先輩方に惹かれ、入部を決意します。素晴らしい仲間との出会い、激アツな七大戦、コロナ禍、色々あって主将・パート長やることになっちゃいました。こんなテキトー野郎が伝統ある部のトップを務めるとは誰が予想したでしょうか。不安だらけでしたが、七大戦で何とか結果を残し、本当によく働く副将2人や内渉、鋭い女子主将、各パート長、各幹部に支えられ、何とか1年間頑張ることができました。フィールドに関しては全学年全部員から助けてもらいました。助けられてばかりの1年間。口下手で噛み噛みの僕でしたが、多方面から支えてくれてありがとう。
振り返ってみて思いましたが、本当に僕は出会いに恵まれています。「朋(友)が来る」という名前に感謝。出会うすべての人に感謝。皆様のおかげで淺田朋来はここまでやってこれました。改めてありがとうございます。
さて、自分語りもこの辺にしておいて。最後のブログということで、各学年へメッセージを残しておきたいと思います。
1年生
強い選手もいれば、大学から始めた選手もいて、多様な1年生。それぞれに個性があって、君たちが入部してからたくさん楽しませてもらいました。ありがとう。
人数が多いので、うまく協力して周りを巻き込んでいくことで、君たちの強みは存分に発揮されるでしょう。でも、その人数の多さは弱点にもなりうることを覚えておいてください。謙虚な姿勢で学び続け、最強世代を牽引してください。
2年生
1年生の人数が多いのに対し、男女半々という珍しい組み合わせの2年生。これから大変になることは間違いありません。お互いに助け合ってください。
僕は君たち、特に野郎2人が一番心配です。競技的な部分で1年生に脅かされ、今年の春以来気が気でないでしょう。苦しい思いもたくさんしてきたと思います。しかしそれは、誰よりももがき、努力してきたということです。向かっている方向にそのまま走り続けてください。4人息を合わせてね。きっと素晴らしい眺めが待っています。
3年生
本当に色々助けられました。ありがとう。3年生のイメージは「文武両道」。陸上以外にもやるべきことがたくさんあって、それぞれ忙しそうにしていますね。僕自身大きな夢がないまま生きてきたので、夢に向かって努力する姿がかっこよく映ります。楽しそうに法律や人骨の話をする君たちを羨ましく見ていました。みんな金持ちになったら奢ってね。
みんなの中での部活の位置づけは各部員によって違うと思いきや、割と近いものなのかなと思ってます。僕たちみたいに「陸上やってます!GPA?2.3です!!」みたいな学年ではなく、一歩引いたところから冷静にものごとを考える「頭脳派」な部分を活かしてください。代替わりするとさらに仕事が増えると思いますが、君たちなら大丈夫。きっと1年後にはとてつもないチームが出来上がります。
4年生
色々ありましたが、この6人でここまで続けてくることができて本当に良かったです。俺たちとうとう最後まで走ってきました。みんなと過ごした4年間を誇りに思います。これまでの先輩方のように後輩たちに大きな背中を見せられたかは「?」だけど、あの俺らが一人ひとりが最上級生やってて、大したもんだよ。
「バイト行きたくないので辞めます」「部活辞めようと思っとる」「その目標、本気で言っとる?」「鎮座」「食べるときだけ食べる」僕が4年間過ごしてきた中で印象に残っている各同期の発言です。まじでユニークすぎる。なんじゃお前ら。いよいよ最後。もうゴールはすぐそこ。やってやろう。
みんな、「行きます」って言うときは腹から声出せよ!!!
七大戦の話に移ります。個人目標は九大記録15m10です。1年間ずっと言い続けてきましたが、時間が経つにつれて少しずつこの目標が遠いなと感じるようになりました。実際、UBから90㎝離れています。でも、いいじゃないですか。たまには恥ずかしいくらいの大きな希望を掲げてもいいじゃないですか。やってやるという気持ちが大切じゃないですか。あんまり気負いすぎず、楽しく跳んできます。あくまでチャレンジャー精神でね。三段跳び始めてもう9年目なのにね。。。
この1年間だけを見ても、それぞれがそれぞれに色々な想いを抱えてきたことと思います。
新チームが走り出し、シーズンオフが揃わない中迎えた秋。何をやるのが正解か。僕にとっては悩みの秋でした。お次は走り込みでぶっ倒れ、吐き、ケツワレに悶えた冬。僕が待ちに待っていた冬。もがき苦しむ冬季練、最高でした。そして、太陽に焼き付けられ、異例のペースで真っ黒になった春。誰かさんの日焼けのペースが異常でした。日焼け止め塗ってももう手遅れ。真っ黒。そんな溶けるような暑さの中練習を続けて早くも夏がやってきました。
振り返ってみると、僕たちちゃんと1年間かけて七大戦の舞台までやってきてます。練習をする中で、この種目は自分に向いてないんじゃないか、と思うこともあったでしょう。僕だってありました。でも1年間かけてここまで続けてきました。これってすごいことです。誇れることです。なぜ頑張れたか?なぜ楽しかったか?それはすぐ近くに仲間の存在があったからではないでしょうか。走り込みの度に競い合った仲間。同じ飯を食ってたくさん笑い合った仲間。大失言をして150mを走らされた仲間。徐々に心の距離が離れてしまった仲間。なんか負けたくない仲間。全部仲間のおかげ。お前らがいたから頑張れた。お前らがいたから楽しかった。部活って、陸上競技って、こういうもんじゃないですか?みんな、今日からの2日間、存分に陸上競技やっていこうぜ。
最後に。まだ僕たちはチームとして何も成し遂げていません。形に残る何かを掴んではいません。でも、あとはやってやるだけです。俺たち雨に打たれても、風に吹かれても、諦めないよな?最後まで絶対に諦めないよな?諦めないから、きっと、きっといつか何かを掴むよな?ねぇそうだろ?やったろやフィールドパート。
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