岡田@なぜの思考と何のためにの思考

ブログを最後の方に書く学年となってしまいましたね。

時間とは無情にも過ぎ、気づけば、今日で2022年も終わりです。今年は何を成し遂げたのでしょう。今年も何を成し遂げられたのでしょう。今年こそ何かを成し遂げられたのでしょうか。


何にも成し遂げていない。


そんな1年を過ごした岡田です。


(七大戦までは七大戦への意気込みブログをどうぞ~それ以降について書きます)

今年一番のピークは七大戦であり、陸上と向き合わなくなったのも七大戦です。七大戦選考記録会では少しずつ感覚を取り戻し、七大戦に対抗選手として出場することができたにもかかわらず、三段跳の1本目で怪我をし、次の日は歩くこともできず、病院へ直行しました。ここ一番の舞台で、このような結果となり「情けない」の一言に尽きました。

七大戦が終わり、代替わりを迎え、副将になりました。

そこから2か月は怪我の治療に専念したものの、怪我をかばい怪我をするという悪循環に陥り、なかなか練習を積むことができない日々が続きました。

このような数か月を経ると、次第と陸上から目を背け、勉学の方へシフトを置くようになり、さらに部活から離れていきました。

そんな、何も成し遂げていない2022でした。



僕は常になぜ?と考えてしまう性分です。

七大戦で怪我をしたのはなぜでしょう。なぜ、怪我を繰り返したのでしょう。なぜ。なぜ。と考えると、今年は反省ばかりです。いや、これまで反省ばかりしてきた気がします。結果には常に原因が伴います。反省をすることにおいて原因を探求するのは重要でしょう。

一方、僕は上級生(副将)になり、気づいたことがあります。このなぜの思考は危険だということです。自らに対して原因を求めることはまだしも、相手にもそのなぜを押し付けるのは非常に脆いです。「なぜ」という基準は自分です。主観というものさしで人を測ります。少しでもそこからズレると常になぜと思ってしまいます。しかし、人は同じではありませんからズレて当たり前です。




時間とは自ら作るものであると思っています。昔から、常に忙しいと思っていましたが、今思えば、今が一番忙しいと思うものです。今後はもっと忙しいのでしょう。

高校時代、何かを得るためには何かを犠牲にしろと言われました。全て手に入れようなんて、そんな甘い社会ではありませんでした。そんな要領の良い自分ではありませんでした。

1つお伝えしておくことがあります。来年の3月をもって九大陸上部を休部いたします。実質的には引退になりますかね。

現在、どちらも本気で行えていない宙に浮いた状態になっているため、どちらもという考え方はできませんでした。どうか、後輩のみなさんには納得していただきたく思います。特に迷惑をかけるのは同級生でしょう。本当に申し訳ないです。

もちろん、部活は好きです。たまにしか部活にいけていませんが、快く受け入れてくれる後輩たちや同級生。陸上は小学2年生からずっと続けてきました。様々な経験をし、成長させてくれた陸上です。




アドラーは原因論を否定し、目的論を提唱しました。

人は何かの目的があって、今の状況を作り出すという考え方です。

組織を動かすうえではこちらを採るのがbetterでしょう。何のために行うのか。自分とは意見の異なる者、ことは何のために行っているのかと考えると物事の視野が広がります。それもそのはず、何のためにという思考は基準が客観だからです。

自分にはこの視点が欠落していたのだなと最近になってようやく気付きました。

ついつい自分の意見を人に押し付けてしまいがちでしたね。




僕はこれまで、恵まれた環境で過ごしてきたのだと思います。おそらく、大半の皆さんも今振り返るとそうでしょう。手を出せば、誰かが差し伸べてくれる社会にいた気がします。陸上競技とは言ってしまえば自分との闘いですし、まずは記録が重要です。仲良し小好しでやるものでも性質上ないでしょう。もちろん、チームとして戦うのは前提ですよ。ただ、僕はいつの間にか、それをはき違えていた気もします。誰かに甘えて過ごしてきたのでしょう。

年の区切りは良い機会です。形式的な区切りに肖って、精神的にも区切りをつけようと思います。陸上部の皆さんとは少し違った方向になると思いますが、僕も頑張ります!マジで頑張ります!

今、ふと思ったのですが、井の中の蛙が大海を知るとどのようになったのでしょう。

僕なら、知らない方が良かったなと思ってそうです。皆さんはいかがでしょう。




さてさて、来年の目標ですね。3月で引退しますが、七大戦もオープン参加で出たいと考えています。結果として目標を立てるのは難しいのですが、少なくとも目的のある1年にしたいですね。何のために七大戦に出るのか、何のために休部をするのか。そして、引退するときにはこの陸上部でよかったと、胸を張って、自分が成長した姿を見せられるようにしたいです。僕が先輩として後輩に残せるものは、そんなところでしょう。

休部しますが、陸上も最後の最後まで足搔かせていただきますよ。皆さん、気を抜かないでくださいね。




僕がいつも試合の意気込みに掲げる言葉があります。「淡々と」です。

人間、日々の地道な努力が大切です。努力自体も大切ですが、努力したと思える自信がなによりも自分の力になります。冬季練習は始まったばかりですね。淡々と、日々できることをコツコツとやっていきましょう。大学での部活動4年間は人としても本当に成長します(まだ3年間しか過ごしていませんが)。さあ、その成長を楽しみに今日もコツコツと努力です。




今回はこのあたりで、自分語りはやめておきましょう。

さて、次は21歳の世界へようこそ!川野賀です!

九州大学陸上競技部フィールドパート's Ownd

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