矢木@日々是精進、心を磨く

お久しぶりです、小野君から指名いただきました、勝手にトリになると思ってて大焦りで仕上げた、チコちゃん疲労骨折療養中の矢木聖一朗って言います。出だしがよくわからない感じで始まってしまいましたので、いつものように初めに内容を軽くまとめます。内容としては、ここ1年間の変化、競技への思い、そして恒例のテーマについて、の3つで展開していきます。ほんとは七大ブログというくらいなので試合関係のことだけ書きたいんですが、いかんせんブログ書く回数が少ないのでまとめ的なものになってしまいます。今年は更新頻度高めで行きたいなぁなんて思ってます。

 初めは一年間の変化ですね。とりあえず去年のブログを見返しました。なんと自転車から転んで試合に出れてないんですね。なんという偶然でしょうか。僕はこの前骨折してしまい試合に間に合うのかも怪しい状況です。ある意味一年間かけて進化してますね。骨折こそしていないけれどもケガで1か月練習できない→骨折はがっつりしてるけどそれでも何とか練習するという退化と進化のハイブリットですね。事実だけを言葉にすると大したことない(?)ように思えますが、実はこの事象は僕にとってあまりに大きく、また誇らしい変化なんですね。一年前、僕は強い心がありませんでした。現実という高い壁の前では、どれだけ努力をしても漫画のような逆転劇は起きないという中二病のような考え方をしていました。ケガをしたことで、本来起きるはずであったつらい現実を知らずに済んでよかったじゃないか、と言葉や態度では悔しがったとしても本心では安心していました。ただ、どうやら言霊というものは存在しているらしく、悔しい悔しい言ってたらなんかほんとに悔しくなっちゃったんですね。それに加えてのがさんはじめとする先輩方の熱い試合や、高い意識で練習してる先輩方を見てやる気がみなぎってしまったんですね。僕はこう見えて情熱的で影響を受けやすい人間なのでうっかりこの一年かなり陸上のために頑張ってきました。この前のケガのお話を書くとどうしても七大戦に向けたものとは趣旨がずれてしまうので一年間の振り返りの時にでも書きますかね。ただ一年前とは違って、本当に悔しがれてます。まぁとにもかくにもめっちゃ本気で練習してきた今の僕は、数値的なものは2メートルいつ跳べてもおかしくないくらいにまで到達しました(この到達がどれくらい偉いかというと冬季前後でクリーン、ベンチのマックスが20㎏以上上がり、ハードルジャンプの安定感もぱなくなりました)。7月の、しかも一番気持ちの上がっている大会でなら跳べてしまうんじゃないかとすら思っています。一年前と比べると比べ物にならないほどの力をつけて、そして頑張るぞってとても強い気持ちをもって向きあっています。まぁ、それでもまだ自分の努力が無意味であるという現実を突きつけられることが怖くて自信は持ちきれてはないんですが(実際骨折が判明したときも、もちろん悔しかったですがこれで結果が多少悪くても大丈夫だって内心少し喜んでいる自分もいました)、これは来年以降の僕の伸びしろですね(^^)。

 そしてもう一つ、サトチャンの掲げてくれたチーム目標ですね。強く大きく1UP、自分がチームのためにどんな形であれ貢献することを求めてくれました。この一年そこそここのテーマに自分なりに向き合い続けてみました。人としてできた人間ではないのでせめてみんなとは違う角度での練習姿勢でみんなのやる気になればということで、練習アカウントをかなり頑張りました。見返してもらえばわかると思いますが、自分の行動には何かしらの意味があることを記しているつもりです。自分勝手にやらせてもらっている分、せめて自分の行動はしっかりと伝える、そして改めてチームの一員として認めてもらい、みんなのやる気をあげてもらうことが、僕のチームへの貢献だと思いちょっと頑張ってみました。そんな一年間を過ごした結果、いつか自分がフィールドパート、もっと言うと九大陸上部のエースとして君臨したときには行動一つ一つが誰かのやる気を刺激できるような人になっていたいなぁとひそかに思ってしまってますね。

 次は競技への思いですね。おそらく僕はセンスの面では優れているかもしれませんが才能には恵まれてないです。多分少しでも才能のある人が僕と同じ練習量をしたらみんな2メートルは跳べると思いますし、そもそももうやりすぎて飽きてるかもしれません。こんなことを考えているせいで2024年に入ってから6月ごろまで本当に心が弱り切っていました。絶対に跳べると断言できる練習をしていてちっともそれが成果として現れない、ましてやそれに焦ってしまってケガまでもらってしまうという本当に自分が情けなくてしょうがないです。しかし、こんな感じでうようよしているうちにある一つのことに気づきました。「あれ?僕なんでいつのまにか高跳びのことばっか考えたり、気づいたら競技場にいんの?」と。口ではいやいや言ってるくせに行動は真逆のことをしてる自分がおかしく感じるとともに、ある一つの確信が生まれました。それは、自分はどうしようもなくADHDなんだってことです。あ、別にこれは僕が最近流行りの自称ADHDというわけではなく、ちゃんと診断済みのADHDでかつめちゃめちゃそれに納得したってことですからね。高跳びに出会ってからというもの僕は人間が変わりました。受験期ですらコツコツ勉強ができなかったのに、ストレッチや体幹は当たり前にいつものようにするし、受験期は一日中YouTubeみて、寝るのも11時で目覚めたら7時なんてことがざらでしたが、今は基本は10時に寝て5時周辺に起きるという現代人とは思えない生活をしています。すべて競技のためです。加えて練習も自分で計画立てて行っているので、本当に自分は高跳びが好きで好きでたまらないんだなと思います。口では無理だ、ありえないとか言ってても、本心ではいくらでも練習したい、まだまだいけるって思ってると気づいたらこれまでの不安が一気に吹き飛びました。僕は負けたって終わらないし、満足しても止まらないってわかってたら不安を感じてる自分すら楽しくなりました。これが僕の競技への思いです。

 最後はタイトルですね。今回は獣拳戦隊ゲキレンジャーより「日々是精進心を磨く、オネストハート、ゲキイエロー!!」という名乗りの一節をタイトルにさせていただきました。結構好きな言葉で、自分はもっと上に行ける、折れないメンタルを作るんだって気になれます。これをタイトルにした理由はいくつかあって、一つは自分の気持ちを強く持とうって思いで、二年生最大のテーマが強いメンタルを作ることってのがあります。そして、僕を肯定し、そして周りを肯定するという覚悟です。この前僕は弟を勝たせられませんでした。その時改めて自分の力がちっぽけで情けなさとやるせなさがすごかったです。弟の勝利は自分の勝ちでもあるという自分勝手な思いを、彼も感じ取っていたのか、競技が終わっての第一声が「ごめん」でした。これ以降書いてしまうとこれまた切ない話になってしまうのでここらへんで切っておきましょう。しいて言うなら「ここは謝罪じゃない、感謝だ」ってことくらいですね。まぁそんなこんなで僕がベストを更新したり、いい順位をとることができたなら、自分の努力はいつかの明日につながっているんだと、彼含め、いろんな人を肯定できるんじゃないかなって思います。

そして最後に、完全に自分のことになってしまうんですが、みんなの応援にいい加減応えたいです。いろんな大会でパートを超えてみんなが応援に来てくれるのがすっごいうれしいけれど、そのたびにいい結果を出せなくて申し訳ない気持ちになってしまいます。九州インカレの時なんて、顔をあげればいろんな先輩や同期がいて、本当にうれしかったです。そろそろみんなも騒いだり手拍子たたきたいころだと思うので、1900超えたら絶対に手拍子求めちゃいます。覚悟しておいてください。そろそろ思いを背負った時にこそ力の出るタイプの人間になってもいいころなんじゃないかな、聖一朗くん。

今回は七大ブログということで、できるだけ熱い気持ちになれるような文を作ったつもりです。少なくとも僕は今とても燃えています。ただ、気持ちだけでどうにかなるほど僕は幸運ではないので数値目標をあげておきます。2年半ぶりの1900越え、1点でも取る(ほんとは優勝とか言いたいけどなんか高跳びのレベル異様に高いんだもん)、です。皆さん、声出して頑張っていきましょう

追記 

 そういえばこの試合が4年生の先輩たちと一緒に出れる最後の試合ってことに気づいたのでこの場を借りてしっかりと感謝の言葉でもつづっておきます。

まずはわれらのパート長サトチャン。おそらく過去一で自由人の多い代のパート長をしっかりとまとめてくれました。種目間の違い、というより価値観の違いからほかのどのパートよりもやる気があるのに集合率が低いなんてことがしょっちゅうあります。そこをうまい具合に拾い上げてこれたのは間違いなくサトチャンのおかげです。実際僕が周りから完全に孤立していないのもサトチャンのおかげなんじゃないかなとも思ってます。感情が豊かでそのうえエンターテイナーなサトチャンがいると練習の活気もあってナイスパート長って感じです。普段は自分の種目がある時はほかの種目をほとんど見ない僕ですが、三段跳びは死ぬほど手拍子と応援しちゃいますね♥

次に健一さん。個人的にフィールドパートには珍しく誰からも好かれるタイプだし誰にでも優しいってイメージです。いろんなところでいろんな人をほめている所を見かけます(exやまちゃんのクリーンをほめてたり、単純にいろんな人の話を聞きながら「すごいね!」って言ってるのを見聞きします)。自分ではよくカスだとか言っておられたりしますが、あったかい人だと思います。僕の持論ですが、人は、本気の時という条件下であればケガが限界突破して壊れる寸前の時一番力が出るっていうのがあります。健一さん、最後の七大でぶっ壊して優勝しましょう。

P.S別に間違えて健一さん呼びしてるわけじゃないですからね。

そして石井しゃん。個人的に丁寧な跳躍をしておられたイメージがあります。どっかでもう一度跳躍する姿が見たいなぁ。フィールドパート2年男子はいつでも待ってますよ。

最後に梁さん。ある意味のがさんがつけた僕の大学陸上熱を、ずっと高い温度で保つことができた最大の要因です。少なくとも僕らの前ではぶれずに自身の能力を疑わない姿勢やその他もろもろの考え方は、僕にとってはかなり良い刺激になっており、自分もひとりとか関係なく本気で追い込めました。また、梁さんの専門のやり投げは、実は僕の専門の高跳びと共通していることが多く、共感することや学ぶことが多かったのもあり、個人的には九大陸上部内であれば一番競技の話が楽しい人第一位です。そして何より、ほとんどウエイトの知識がない僕にしっかりとやり方から負荷や回数まで教えてもらいました。感謝しかないです。高跳びと槍がかぶってしまって応援を届けられないのは残念ですがピットの反対から死ぬほど応援してますね

こんな感じに勢い任せに長々と書かせていただいたので、勢いそのままにいい感じに書いてくれそうな人にバトンを渡したいと思います。これに当てはまる人はもちろん一人しかいませんね。僕よりも圧倒的に強靭で練習狂人のストイックさんの鵜木さんですね。よろろ

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