片山@スキーいこ

早くも霜月の末を迎え、朝夕の風も肌を刺すばかりとなりました。木々の葉は色褪せ、構内の紅葉も残り少なく、冬の使者たる冷気が忍び寄る頃でございます。されど血汐の奥には残暑の陽射しを秘めておりますゆえ、準備運動など不要にございます。強いて挙げるならば、腿裏のストレッチのみした方がいいです。特に央介と福添。


野党顔負けの鋭利な質問を繰り出す福添よりバトンを受け取りました。先日、コンビニにてお釣りを募金いたしました片山です。世界の困窮する人々のために有意義に使われることを祈念しております。近年、グローバル化の影響で欧米文化の流入が著しく、土足での生活を試験的に導入しておりましたが、室内の汚れが甚だしく、廃止の方向にございます。現在、引っ越しの準備を進めておりますが、新居では古き良き日本文化へと回帰しようと存じます。


手短ではございますが、今シーズンを振り返らせていただきます。度重なる故障に苦しみながらも、飛躍の年となったことに間違いありません。特に印象深いのは九州CSです。2日目の走幅跳では両ふくらはぎを攣る愚行を犯しながらもシーズンベストを更新し、3日目の三段跳では疲労困憊の状態で大幅な自己記録更新を果たしました。成長の要因は、身長の微増、体重の軽量化、そして新たな空中動作の導入にあると考えております。いくつになっても挑戦の精神を忘れてはなりません。この頃、フィールドパートの間でダブルシザースが流行しておりますが、墜落続出の状況でございます。怪我には十分ご注意を。一方で、ファール癖には終始悩まされました。九州CSに始まり、新人戦でもそれぞれ二本ずつの無効試技を出し、まともな記録を残せぬ悔しさを味わいました。また11月初旬の小郡陸上選手権では、複数箇所の故障と絶妙な逆ピーキングにより、最悪のコンディションで臨み、七メートルに届く資格すらない状態でした。しかしながら帰りに央介と桂先輩の財布を破壊したのには手応えを感じております。食べすぎました。今シーズンは踏切板との距離感覚が狂ったように存じます。適切な距離感とはやっぱり重要なものですね。来シーズンはダブルシザースを完成させ、7メートルの大台を超えたいと願っております。三段跳においては競技歴の浅さから技術的課題を多く抱えておりますが、恵まれた先輩・同期のご指導により徐々に向上しております。あとはウエイトトレーニングを本格化させたい所存でございます。ウエイトトレーニングは多分意味あります。


大した振り返りとは相成りませんでしたが、ここで来シーズンの目標を記しておきます。一番の目標は、怪我なく楽しく陸上を続けることです。今季は常にどこかに不調を抱え、万全な日の跳躍練習の方が試合より跳べるという状況が多く、自己管理の重要性を痛感いたしました。最近はほぼ全ての練習に参加でき、実に楽しく活動しております。先輩方にはいつも食事をご馳走になり恐悦至極に存じます。来年は私めも積極的に奢らせていただきます。未来の後輩の諸君、この文章を読んでいるならば是非ご飯に誘ってください。次なる目標は記録の向上です。勝てぬ試合は楽しくないと考えております。そのためにはウエイトトレーニングの導入と、日々の練習の意図を深く理解し、意味ある練習を積む必要がございます。ハードルドリルは間違いなく意味あります。ウエイトについては「片山はしなくてもいい」と一定の理解を示す同期もおりますが、私は是非取り組みたい所存です。誰かトレ室へ連れ出してください。


今のフィールド1年生には、投擲パート発の悪しき文化が蔓延しております。それは「太るよ」という一言に端を発する大食いおよびアイスクリームを大量摂取する風習です。大畑くん半泣きで食べるくらいなら残していいよ。なぜか跳躍の私と旬ちゃんも自発的に参加しております。しかも最近は跳躍2人のみで大食いしております。これは例のアレとアレくらい意味ないですが、私に関しては体重が減少の一途を辿っています。不思議に思って1日当たりの消費カロリーを算出したところ、驚愕の数値でした。ウエイトを行うならば、さらなるカロリー摂取が求められます。1日4000キロカロリー以上を目標に掲げております。


部活動を通じて数多くの出会いに恵まれ、誠に充実した日々を過ごさせていただいております。こののびのびと活動できる環境に、改めて感謝申し上げます。一年生最後の締めは、まとも枠を虎視眈々と狙うデッドリフト100キロ系女子・まおちゃんです。次回に乞うご期待。

九州大学陸上競技部フィールドパート's Ownd

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