高木@始まりの終わり

お初にお目にかかります。理学部生物学科一年、高木淳匡(たかきあつまさ)と申します。専門は槍投げで、出身は東京の都立青山高校というところです。皆さんにさんざん言われるのでここで断言してしまいますが、ええそうです。簡単に言ってしまえばシティボーイです。ですがまあ実家はスタバもない荒川区というただの住宅街ですし、4年ほど青森に住んでいた経験もありますし、両親ともに地方出身なのでなんちゃってシティボーイですね。標準語がここでは私のアイデンティティとなっているので博多弁に飲まれないようにするので必至であります。

自己紹介はこの辺にして、ここで私の陸上遍歴を振り返ってみましょう。

小中6年間では野球をしており、団体競技のいいところと悪いところを嫌というほど知り、私は後者の方が強く感じてしまったため高校から本格的に陸上を始めました。その頃から体力には自信がありランニングも一人でよくしていたのではじめは長距離が専門でした。

高2の夏に部活の練習後のお遊びで投擲を一通りやらせてくれる日があり、その時に槍投げの魅力にはまってしまいました。長距離との兼任はハードでしたが(使う筋肉も全く違うため、槍で鍛えた筋肉が全て長距離で燃焼されてしまう)、どちらもすごく楽しかったので引退まで続けていました。高校最後の大会では、一投目のすごく力みのとれたきれいな投擲でPBをマークし、その記録で都大会本選を決めるのですが二投目で欲張ったのか、肘をぶっ壊してしまい本選に出場することなく引退することとなりました。

このままでは終われないし、長距離は社会人になってから一人でもできるのに対し、槍投げは大学がラストチャンスだと思ったためこちらを選択しました。

そんなこんなで今に至るわけですが、順風満帆に大学生活を過ごしているわけでもなく、ご存じの方もいる通り三週間ほど部活をお休みしていました。ちょうど昨日から復帰し始めているのですが、いい機会ですのでここでそうなってしまった経緯を綴らせていただこうかと思います。長くなるかもしれませんが悪しからずご了承ください。

ことの発端はコロナに罹ったことでした。バイト、部活、課題、一人暮らしと一気にやることが増えてしまって疲れがたまっていたのでしょう。ちょうどその頃は備品の出費もあり金欠で娯楽や外食がほとんどできず、唯一週末に祖父母の家に遊びに行くことだけが楽しみでしたが、コロナで行けなくなりそもそもの娯楽を自分から見つけに行こうという意欲さえもなくなってしまいました。私のやる気というものはどうやら個人のものと集団でやるものに分かれており、コロナから治った後もバイトなどの集団で行うものは人に迷惑をかけたくないという思いから何とかやれたのですが、家事はなかなか体が動かなくなって生活習慣は悪化し、どんどん授業も休むようになりました。部活も陸上は結局のところ個人だということからやる気がなくなり、肘の怪我の再発もありプツンと部活のやる気の糸も切れてしまいました。努力が数字としてはっきり反映されて成長がみられたのが陸上の好きな部分でしたがそれも感じることが出来ず、この状態のまま部活に行っても不満や不機嫌をまき散らしてしまうだけだと思いお休みをいただきました。団体競技が嫌で陸上を始めたのに、個人競技だという理由からやる気を失うなんて本末転倒ですね。

私という生き物は何かに悩むだけの考える力と、それがなぜ発生したのだろうという分析力はあるのにも関わらず自分で解決する術を全く知らないという厄介な者でして、考えれば考えるほどどんどん悩みの沼にはまっていってしまいました。「せっかく東京からこっちまで来て一人暮らしもさせてもらっているのに何でこんなうまくできないのだろう。てかこっちに来てやりたいことってなんだっけ?生物がやりたかったのに基幹教育ってなんだよ…。目標ってなんだっけ?本当に自分は陸上がやりたいのか?」といろんな思考が頭を駆け巡り、夜は眠れずメソメソと泣いて、寝ても悪夢にうなされるという状態でした。音楽を聴いたり、本を読んでみたり、親に少し話を聞いてもらったりもしましたがどれも微々たるものでした。

そんな時に解決してくれたのはやはり陸上でした。自宅からふらっと大学まで走ってみると考えていたことがスーッと整理されていきました。

「大学生活が始まって何もかもが新しく全部新鮮で楽しい!という期間が終わって、目標がないからっぽの状態なんだな。確かに高校時代はずっと大学入試っていうでかい目標がずっとあったし陸上も次の大会でこの記録を出すという短期的な目標が常にあったもんな。急になくなったから不安なんだな。でもさ、目標って必要かな?見つかるまではさ、なんとなくでいいから続けてみるのもありなんじゃない?モチベは無くていいの?そのうち見つかるさ、気楽にやろうよ。そっか、じゃあもうちょっと続けてみよっかな」

…というわけで復帰できたということです。長かったですねぇ。

ようやく本題の七大戦に向けてですが、こんな直前まで悩み散らかしていたのですから、当然出場する種目はありません。その代わり応援やサポートなどでまたモチベを上げていきたいなと思っています。地元開催なので友達と遊びに行くこともありますが、競技はすべて見て応援し切ろうと思います。

ということで今回の七大戦の目標は…「先輩達のかっこいい姿を目に焼き付ける! フィールドパートの皆さんの活躍に刺激をもらってモチベを上げる! 審判業務をきちんとこなす!」の三本です。

想定よりだいぶ暗い内容になってしまいましたね。一年生というフレッシュさのかけらもないブログですね。次書くときは明るいのを期待することにして、次回の三井さんにバトンを渡すことにします!自分で暗くなりすぎた分、明るいブログを見せてくれたらうれしいです!お楽しみに!!

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